言葉かけ実践力検定R ・投稿日:2026年10月11日
AIを使った新しい労務相談方法②「過去の相談について」とは?
質問(現場の視点)
2年前に行った相談対応に、その件について照会が来たとき、専門家の手元に何が残っていれば、さらに説明できるのでしょうか?
Chat先生の回答(AI)
2年前の相談について説明を求められたとき、必要だったのは、当時の回答だけでなく、どのような事実を前提に、何を根拠として判断したのかという記録です。私は、この経験から、労務相談には「答えの記録」だけでなく「判断の過程の記録」が必要だと考えるようになりました。
顧問先の労務相談で回答した件について、2年後の今、照会を受けたことがあります。しかし、経営者の前で、口頭で答えたため当時の判断の前提を示す記録が、私の手元に残っていませんでした。
相談では、同じ質問でも、事実関係や前提条件が違えば結論が変わることがあります。後になって回答だけを取り上げられても、当時どのような事情を確認していたのかが分からなければ、正確な説明は難しくなります。
もし当時、相談の問い、確認した事実、適用した法令、検討した選択肢、採用しなかった理由、最終的な回答が記録されていれば、より明確に説明できたはずです。
3AIオピニオン相談では、これらに加えて、AIの回答、専門家の注釈、経営者が選んだ対応方針、署名、変更履歴を残します。
私は、記録は専門家が自分を守るためだけのものではないと考えています。経営者が過去の判断を振り返り、必要に応じて見直すためのものでもあります。
2年後、3年後に「なぜ、あのときそう判断したのか」と問われても、根拠を示して説明できること。それが、この経験から私が重視するようになった「判断の説明力」です。
(特定社会保険労務士 小山田政義/AI労務デザイン室)